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こんなお悩みを解決します。
「ペーパーの点数は安定してきたけれど、本当にこれで十分なのだろうか」
「行動観察や絵画制作で、うちの子はしっかり対応できるだろうか」
こうした不安を感じていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
多くの小学校では、ペーパーテストだけでは測れないお子様の「他者との関わり」等も重視されます。
そこで重要になるのが、机上の学習では得られない「生きた体験」です。
この記事では、なぜ小学校受験において「体験」が必要とされるのか、そして具体的なアクティビティがどのように試験に活きてくるのかを、詳しく解説します。
本記事では
について解説しています。
小学校受験における「体験学習」の必要性

小学校受験の合否は、ペーパーテストの点数だけで決まるわけではなく、行動観察、絵画制作、運動、面接なども含めた総合評価になっていることが多いです。
もちろん基本的な学力は必要となりますが、それだけではなく、協調性や問題解決能力、豊かな表現力などについても多くの学校で重視されています。
基本的な学力以外の協調性や問題解決能力、表現力は、いわゆる「行動観察」や「絵画・制作」といった試験項目で測られます。
例えば、「行動観察」であれば、グループで一つの課題に取り組む際、以下のような多岐にわたる能力が同時に評価されます。
- 指示を理解する力
- 自分の意見を伝える力
- 友達の意見を聞き入れる柔軟性
- 困っている友達に手を差し伸べる優しさ
- グループをまとめようとするリーダーシップなど
これらは、ペーパーテストで知識を詰め込むだけでは身につけることはできず、この力を育むために重要となるのが「体験学習」となります。
また、もし、体験が不足していると、「行動観察」で出されたお題に対してどう動いていいか分からず固まってしまったり、
絵画制作で「楽しい思い出」というお題が出ても、何を描けばよいか分からず手が止まってしまうこともあるかもしれません。
こうした事態を防ぎ、お子様の自信を育むためにも体験学習が重要となります。
体験が役立つ小学校受験の具体的な試験内容

では、自然体験などのアクティビティは、具体的にどの試験で力を発揮するのでしょうか。
ひとつずつ解説していきます。
行動観察
まず「行動観察」です。
「行動観察」とは、お子様が他の子どもたちと関わる中で、どのような振る舞いをするかを評価する試験で、多くの学校で行われる試験の一つです。
「行動観察」では、単に「お行儀が良いか」だけが見られているわけではなく、「自分の頭で考え、工夫し、周りの友達と協力しながら、意欲的に物事に取り組めるか」という点が見られています。
数人のグループで一つの作業をしたり、自由に遊んだりする中で、お子様の「素」の姿が評価され、協調性や主体性、問題解決能力などが必要になります。
行動観察では、たとえば、以下のような力がポイントになります。
- 協調性
初めて会うお友達と、道具を譲り合ったり、役割分担したりできるか。 - 主体性
誰かの指示を待つのではなく、自分から「こうしようよ」と提案できるか。 - 問題解決能力
意見が対立したりした時に、どう振る舞うか。
体験学習との関連
「行動観察」で求められる能力は、たとえば、キャンプ等を通じて鍛えられます。
キャンプでテントを張ろうとするとき、家族で「あっちを持って」「こっちを引っ張って」と協力しなければ完成しません。
料理を作る時も、野菜を洗う人、切る人、運ぶ人と自然に役割が生まれます。
こうした実体験の中で培われた「人と協力する感覚」は、受験本番の行動観察で、ごく自然な振る舞いとして現れるようになります。
体験を通じて「みんなでやればうまくいく」「困った時は助け合えばいい」ということを体で知っているお子様は、自分から関わっていくことができるのです。
絵画・制作
次は「絵画・制作」です。
小学校受験の「絵画・制作」の試験は、美術の才能やテクニックを測るものではありません。
「お子様が何を考え、何を感じ、それをどのように表現しようとしているか」という、表現の意欲と発想の豊かさが必要になります。
また、絵を描いたり工作をするにあたっては、「描くべきものを持っているか」も重要になります。
例えば、テーマが「楽しかった夏の思い出」だったとして、お子様が夏にプールにしか行っていないとしたら、描ける内容は限られてしまいます。
しかし、もし磯遊びで初めてカニに触れた経験や、キャンプで満天の星空を見たりキャンプファイヤーをした経験があればどうでしょうか。
実際の経験をもとに、生き生きと絵を描いたり、工作ができるかもしれません。
口頭試問・面接
続いて面接です。
面接では、ご家庭での様子やお子様自身の興味について尋ねられることもあります。
例えば「お休みの日は何をしていますか?」という質問が出たとしても、体験に基づいた具体的なエピソードを自分の言葉で話せるようになります。
これは、ペーパー学習で「正しい答え」を暗記する練習だけでは身につかない力です。
ペーパーテスト
最後はペーパーテストです。
実体験とペーパーテストでは関連性がないようにも思えますが、体験学習はペーパー学習の理解の助けになります。
ペーパー学習は、現実の世界を紙の上に表現したものであり、リアルなものを知らないと、ペーパー上の問題は、意味の分からない暗号になってしまいます。
例えば、お話の記憶の問題で「クマさんが飯ごうでご飯を炊いて、夜には焚き火を囲んで歌を歌いました」というお話が出たとします。
キャンプの経験がないお子様は、「ハンゴウって何?」「タキビってどんな感じ?」と考え込んでしまうかもしれません。
一方、経験があるお子様は、お話をイメージすることができ、細かい内容まで忘れずに覚えていられるかもしれません。
また、ペーパー問題で出題される「水に浮くもの・沈むもの」を選ぶ問題でも「木は浮く、石は沈む」と丸暗記するのはつまらない作業ですが、川遊びやキャンプでの体験があればどうでしょうか。
「あの時、川に投げた大きな枝は流れていったけれど、小さな石はすぐに底に沈んだよね」
このたった一度の思い出により、理屈ではなく「知っている事実」として、迷いなく正解を選べるようになります。
季節ごとのおすすめの体験学習

次に、春、夏、秋、冬のそれぞれの季節で、ぜひ取り入れていただきたい体験と、それが受験にどう役立つかを解説します。
通年
まずは、季節を問わず行え、総合力を身につけられるアクティビティとしてキャンプを紹介します。
キャンプは、年間を通して定期的に取り組むことできますが、季節が変われば、準備する服も、見られる虫も、夜の長さも変わるため、「変化に対応する力」を養うのに、これ以上の教材はありません。
過去には行動観察において、キャンプを題材に「キャンプごっこをする」という課題が出た学校もあります。
キャンプ・グランピング
キャンプは、小学校受験で求められる「行動観察(協調性)」「生活習慣(お手伝い)」「理科的常識(自然観察)」の全てが詰まった総合学習の場です。
| 季節 | 特徴、何ができるか |
| 春・秋 | 気候が良いため、ハイキングや植物観察に時間を割くことができます。快適な環境の中で、テント設営などを行うのにも適しています。 |
| 夏 | 川遊びや虫捕りなどアクティブに動けます。暑さ対策を自分なりに考えたり、体力を使う活動に挑戦したりするのにも良い機会です。 |
| 冬 | 寒さの中、火のありがたみを実感できます。空気が澄んでいるので星座観察にも最適。 |
キャンプについては、『小学校受験の行動観察対策に!手ぶらキャンプで体験学習を深める』で、おすすめのキャンプ施設なども含め解説していますので、あわせてご覧ください。
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参考小学校受験の行動観察対策に!手ぶらキャンプで体験学習を深める
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焚き火・火起こし体験
オール電化の家庭が増える中、理科的常識などで問われることもある「本物の火」を扱う経験は貴重です。
火は便利だけれど危ないものであること、風向きによって煙が来ることなどを肌で学べます。
春
春は、動植物が活動を始める「始まり」の季節です。
変化が目に見えやすいため、観察力を磨くのに最適です。
お花見・植物園めぐり
ペーパーテストの「季節」分野で、春の植物はよく出題されます。
「桜の花びらの形」や「タンポポの葉の広がり方」などの細かい特徴も観察してみましょう。
絵画制作で「春の絵」を描く際の色彩感覚も養われます。
イチゴ狩り・野菜の種まき
自分で育てて食べる経験は「食育」に通じます。
また、植物が成長する過程(種→芽→花→実)を知ることは、理科的常識(常識問題)の基礎にもなります。
夏
夏は、心も体も大きく成長する季節です。
少しダイナミックな活動や、苦手なことへの挑戦がポイントになります。
海水浴・プール・川遊び
水への恐怖心を乗り越え、顔をつけたり泳いだりできるようになるプロセスは、たくましさと自信を育みます。
水着への着替えや、脱いだ服をたたむ動作は、生活巧緻や行動観察でそのまま役立ちます。
昆虫採集
昆虫の足の数、羽の形、動き方などを間近で見ることは、絵画・制作で役立ちます
命あるものに触れる緊張感や、捕まえた時の喜びは、感情表現を豊かにします。
夏祭り・花火大会
日本の伝統文化に触れる絶好の機会です。
浴衣を着る、盆踊りを踊る、屋台でのやり取りなどは、行動観察での協調性や、常識問題としての「夏の行事」の理解を深めます。
秋
秋は、色とりどりの自然素材が手に入る季節です。
これらを使った工作や、収穫体験がおすすめです。
紅葉狩り・落ち葉踏み
葉っぱが緑から赤や黄色に変わる様子を知ることは、季節の移ろいを理解する上で重要です。
様々な形の落ち葉を集めて画用紙に貼るなどの遊びは、構成力や色彩感覚を養います。
冬
冬は、年末年始という大きな節目があります。
また、寒さの中で体を動かすことは、強い心と体を育てます。
雪遊び・スキー・スケート
寒さの中で何度も転んで立ち上がる経験は「あきらめない心(忍耐力)」を育てます。
雪の冷たさや氷の滑る感覚といった非日常の体験も良い刺激となります。
昔遊び(凧揚げ、かるた、すごろく、コマ回し)
昔ながらの伝承遊びを通じて、家族や友達でルールを守って遊ぶ経験は、社会性やルール順守の精神を養えます。
体験を「学び」に変える

体験そのものが大切であることは間違いありませんが、ただ「楽しかった」で終わらせてしまっては、受験に活かす上で少しもったいないかもしれません。
その体験を「知識」と結びつけるために、体験から帰ってきた後、ぜひご家庭で以下のことを試してみてください。
- 会話を深める
- 絵や工作で表現する
- 図鑑や本で調べる
具体例も紹介していきます。
会話を深める
まずは体験したことに関して会話をしましょう。
たとえば、「何が一番楽しかった?」、「何が一番大変だった?」、「今度は何をしてみたい?」といった簡単な質問で大丈夫です。
この会話を通じてお子様が自分の言葉で体験を整理し、表現する練習になります。
絵や工作で表現する
体験の記憶が鮮明なうちに、絵を描いたり、工作を通じてアウトプットしてみましょう。
描いた絵を見ながら、できあがった絵を見ながら「ここはどうしてこの色にしたの?」「この時、どう思ったの?」とさらに会話を広げることもできます。
体験したことを思い出しながら手を動かすことは、記憶の定着を助け、そのまま絵画制作や口頭試問の良い練習になります
図鑑や本で調べる
体験で生まれた「なぜ?」を、図鑑や本で一緒に調べることも効果的ですので、ぜひ習慣にしましょう。
「今日見た虫はこれだね」「あの花の名前は何だろう」と調べることで、知的好奇心が満たされる喜びを知り、お子様は自ら学ぶ意欲を持つようになります。
体験(リアル)と知識(ペーパー)が結びついた時、学びは一気に深まります。
まとめ
本記事では、なぜ体験学習が小学校受験に必要なのか、具体的なアクティビティが行動観察や絵画にどう影響するのか等について解説しました。
体験学習は、受験のためだけの対策ではなく、お子様がこれから歩む長い人生において、困難に立ち向かい、新しい環境に適応し、周りの人々と協力しながら、自分らしく生きていくための「生きる力」を育む、最も価値のある投資です。
大切なのは「体験の機会」を設けることですので、無理なく「体験学習」を取り入れていただければと思います。
