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【小学校受験】読んでおくべき日本と世界の昔話10選&読み聞かせ後の問題例

※この記事にはプロモーションが含まれています。

 

困ってる人
小学校受験では昔話に関する問題が出題されるみたいだけど、どの話を読んでおけばいいの?

勉強方法や、おすすめの問題集も教えてほしい!

 

こんなお悩みを解決します。

 

小学校受験では、昔話の内容を知っていることを前提にした問題が出題されることがあります。

どんなストーリーで誰が出てくるか、何が出てくるかなど、読んだことがなければ答えようがないです。

そこで、本記事では、昔話を学習する必要性、読んでおくべき日本の昔話と世界の昔話の紹介に加えて、おすすめの学習方法等についても紹介していきます。

 

本記事では

について解説しています。

読み聞かせ後に使えるクイズ集も作ってみました。
プク子

 

 

昔話がなぜ必要か

小学校受験では、「昔話」に関する問題が出題されることがあります。

そのため、『ももたろう』や『赤ずきんちゃん』などの有名なお話については、登場人物や話の流れを理解しておく必要があります。

昔話の学習においては、読み聞かせが重要になりますが、昔話の読み聞かせを行うことで、昔話の理解以外にも、

  • 語彙力、読解力が育つ
  • 価値観、道徳観が形成される
  • 想像力、感受性が育つ

といった効果も期待できます。

 

効果①:語彙力、読解力が育つ

昔話に登場する言葉には、現代の会話では使われない表現や言い回しが多く含まれています。

たとえば、「こらしめる」「おかみさん」など、日常会話では触れることが少ない語彙にも自然と親しむことができます。

こうした語彙力の豊かさは、ペーパー試験だけではなく、面接での表現力や、話の理解力にもつながります。

また、昔話は易しめな言葉で書かれている一方で、物語の構造がしっかりしており、「登場人物・問題・解決・教訓」などが明確なため、物語の流れを把握しやすく、読解力の向上も期待できます。

 

効果②:価値観・道徳観の形成

昔話には、「善悪」「欲張りは失敗する」「他者を思いやる」など、普遍的な価値観や道徳が描かれています。

たとえば、『鶴の恩返し』では他者への思いやり、『こぶとりじいさん』では謙虚さの大切さなどが語られています。

これらは、小学校受験でよくある行動観察や面接の質問に対する判断基準を育てる助けになります。

 

効果③:想像力、感受性が育つ

昔話は、動物が話したり魔法が出てきたりと、空想的な要素も多く含まれており、想像力が豊かになります。

また、子どもが物語の世界に入り込むことや、登場人物の気持ちを想像するなどを通じて、感受性や共感力の向上も期待できます。

 

どんな問題が出題されるのか

小学校受験における「昔話」に関連したペーパー問題には、例えば、以下のようなものがあります。

  • 昔話に出てくる人や動物、道具などを選択肢から選ぶ
  • 昔話のストーリーとなるように、話のシーンを並べ替える

例えば、前者であれば、りんご、もも、スイカ、いぬ、さる、ねこの絵が並んでいる絵を見ながら、「『桃太郎』のお話に出てくる絵に丸を付けましょう」といった問題が考えられます。

後者であれば、「鬼と戦う場面」、「桃から生まれた場面」、「犬にきびだんごを渡す場面」、「宝物を持って帰るの場面」の4つの絵を見ながら、「『桃太郎』のお話に登場する順番に並べ替えましょう」といった問題が考えられます。

対策としては、ストーリーを知っていることは、もちろん大事ですが、誰が出てくるか、何が出てくるかも押さえておく必要があります。

そのため、読み聞かせのあとに、話の流れや、登場人物などを復習すると良いです。

 

読んでおくべき日本の昔話、世界の昔話10選

昔話について学習すると言っても、昔話はたくさんの種類があります。

そこで、小学校受験でよく出題される昔話、読んでおくべき昔話を、日本の昔話と世界の昔話で10作ずつ選びました。

何を読むべきか迷ったら参考にしてみてください。

 

日本の昔話10選

まずは、日本の昔話10選です。

No タイトル 学べる価値観・テーマ
1 桃太郎 勇気・正義感・仲間と協力する力
2 一寸法師 努力・小さくても活躍できる力
3 かちかち山 正義と悪・因果応報
4 こぶとりじいさん 謙虚さ・思いやり・対比
5 花さかじいさん 善悪の報い・親切心
6 鶴の恩返し 恩・秘密を守ることの意味
7 さるかに合戦 仲間の協力・復讐と許し
8 浦島太郎 時間の流れ・約束の重さ
9 金太郎 のんびり屋でも大きなことができる
10 かぐや姫(竹取物語) 美しさ・別れ・不思議な存在

これ以外にも有名な昔話はいくつもありますが、まずは上記の10冊を読んでみてください。

購入される場合は、絵が大きく、かわいいタッチで描かれている『日本昔ばなしアニメ絵本 』のシリーズがおすすめです。

一冊あたり400円前後で購入できます。

結末は、本によって若干違いますが、このシリーズはマイルドになっている印象です。
プク子

 

世界の昔話10選

次は世界の昔話10選です。

No 出典・国 学べる価値観・テーマ
1 オオカミ少年 誠実・信頼・正直
2 赤ずきんちゃん 危機管理・言いつけを守る大切さ
3 アリとキリギリス 努力・計画性
4 うさぎとかめ 努力・油断大敵
5 三匹のこぶた 準備・工夫・責任感
6 オオカミと七匹の小ヤギ 注意深さ・知恵・団結・用心
7 白雪姫 嫉妬は身を滅ぼす・心の美しさが大切
8 シンデレラ 優しさ・努力・報われること
9 ヘンゼルとグレーテル 勇気・知恵・兄妹愛
10 ブレーメンの音楽隊 協力・再出発の希望

ディズニーなどで映画になっている作品も多く、おおまかなストーリーは知っているものも多いと思います。

 

学習方法

ここからは、おすすめの勉強法や、おすすめの問題集について解説していきます。

 

日常的に読み聞かせを行う

学習方法はなんといっても読み聞かせです。

お話を知らないで昔話の問題を解くことは難しいです。

そのため、まずはお話に触れるところから始めましょう。

本を読まなくても、DVDやYouTube、オーディオブック等でも見たり聞いたりすることはできますが、最初は読み聞かせをすることがおすすめです。

読み聞かせをする際には、わかりやすい絵が入っていたり、文章が長すぎない本を選ぶと良いです。

読み聞かせをした後は、お話の内容の振り返りや、簡単なクイズを出し合うと記憶に残りやすく効果的です。

上で紹介した20冊について、簡単なクイズ例も用意しましたので、参考にしてみてください。当記事内の『昔話を読み聞かせた後のクイズ例』へ

ちなみに、本は図書館でも借りられますが、読みたいときにすぐに借りられるかわからなかったり、返却期限があったりするので、購入した方が良いと思います。

 

読み聞かせ以外の方法

1回目は、親御さんが読み聞かせをしてほしいですが、「読み聞かせをする時間がとれない!」という場合は、他の方法を取り入れてみるのも良いと思います。

DVDやYouTube使う

声と絵だけではなく、映像の方が記憶に残るという方もいると思います。

そんな場合には、昔話をテーマにしたDVDやYouTubeがありますので、読み聞かせとあわせて使ってみてはどうでしょうか。

YouTubeは、子どもが、おすすめの動画から昔話と関係ない動画を見に行ってしまう可能性があるので、DVDの方がおすすめ。
プク子

DVDのおすすめはこれです。

英語に吹き替えもできます。
プク子

 

オーディオブックを使う

映像はいらない、絵本の読み聞かせではなかなか内容が頭に入らない、読み聞かせの時間がない…という方は、Audible(オーディブル)を使った昔話の読み聞かせを試してみてはどうでしょうか。

Audibleは、Amazonが提供しているプロのナレーターによる音声読書サービスで、昔話や童話をはじめとした子ども向けコンテンツも充実しています。

Audibleには、日本昔話や世界の童話が多数あり、会員になれば、追加料金なしで聴き放題となります。

例えば、『お話、きかせて! 聴く絵本 むかしばなしベスト100』などがあります。

 

無料体験もできますので、試してみてください。

Audibleはこちらから

 

問題集でアウトプット

読み聞かせでインプットができたら、問題集にも取り組んでみましょう。

インプットだけではなく、いろいろな問題で練習することも大切です。

昔話に関する問題が含まれている問題集は、以下のものがおすすめです。

 

理英会のばっちりくんドリル

1冊目と2冊目は、理英会から以下の2冊です。

29 単元別ばっちりくんドリル 昔話・お話づくり(基礎編)

30 単元別ばっちりくんドリル 昔話・お話づくり(応用編)

 

 

特徴

  • 理英会の問題集は、基礎編と応用編に分かれており、理解度に応じて取り組むことができます。
  • 全30問のうち、20問が昔話の問題で、並べ替えや、昔話に関連する道具等を選ぶ問題など、いろいろなパターンの問題が収録されている。
  • 「おはなしペン」を使うと、昔話のテーマソングを聞いて、どの昔話か選ぶ問題にも取り組める。
  • 10問はお話づくりで、心情理解(どう思っているか説明)や意思表現(この後どうするか説明)、何枚かの絵を見て物語を作るなど、どう考え、どう表現するかを鍛える問題も収録されている。

「おはなしペン」を使うと、ペンが問題を読み上げてくれるので、親御さんが横について問題を読み上げなくても、子ども一人でも学習ができます。

「おはなしペン」は、理英会のオンラインストアで購入できます。

 

こぐま会のひとりでとっくんシリーズ

3冊目はこぐま会です。

こぐま会からは、昔話をテーマにした問題集として『ひとりでとっくん78 むかしばなし』があります。

 

特徴

  • 一冊ぜんぶが昔話に関する問題で、問題数は30問
  • 並べ替えや、昔話に関連する道具等を選ぶ問題など、いろいろなパターンの問題が収録されている。
  • 巻末に問題で扱われた昔話の一覧がある。

 

昔話を読み聞かせた後のクイズ例

読み聞かせをした後や、内容の復習用のクイズ例を作りました。

簡単な問題にしていますので、ご活用ください。

(昔話のタイトルをクリックすると、問題と答えが出てきます)

日本の昔話

世界の昔話

 

学習のために買っておきたいもの

小学校受験は、一般的に1年以上の準備期間が必要になります。

そこで、最後にペーパーの学習を進めるために家にあると便利なアイテムを紹介します。

 

A3対応のプリンター

幼児教室で使うプリントのコピーや、テキストのコピーに使います。

コピー機がないとコンビニ等でコピーすることになり、時間とお金が余計にかかります。

小学校に入ってからも長く使えますので、家にあると便利です。

 

ペーパーカッター(裁断機)

テキストを印刷するために、冊子をバラバラにするために使います。

バラバラにした後は、ADF(原稿自動送り)機能があるプリンターとの組み合わせで、さらに効率的にコピーできます。

 

ここでは、おすすめの商品だけご紹介しましたが、詳細は『【小学校受験対策】受験準備において必要なもの、役立つもの2選』で解説していますので、あわせてご覧ください。

参考【小学校受験対策】受験準備において必要なもの、役立つもの2選

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まとめ

小学校受験で出題される昔話をテーマに、学習する意味や学習方法について解説しました。

昔話は単なる「古いお話」ではなく、人として大切な心を育て、言語能力や論理的思考を伸ばす教材にもなりますので、小学校受験をする方はもちろん、小学校受験をしない方も、ぜひお子さまに読んであげてください。

当記事を参考に理解が進み、小学校受験で良い結果が出ることを祈っています。

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